かあちゃん笑気麻酔初体験

笑気麻酔

歯科治療の分野で使われることが多いと聞きます。

局所麻酔や静脈麻酔とは異なり

鼻から吸えるよう管を鼻の穴に添えて、「笑気」と呼ばれる気体を酸素と一緒に吸い込みます。

痛みが分からなくなるのではなく、

ふわふわとし、リラックスした状態、恐怖が和らぐ、というのを目的に実施するようです。

その笑気麻酔、私、初体験してきました。

美容治療をする際、静脈麻酔とはリスク雲泥の差で低いってことで

仕方なく実施することに。

美容治療の内容などについては別記することとして、

今回は「リラックスできる」「医師の呼びかけに対して反応できる」「怖さ低減」の

笑気麻酔について記録したい。

笑気麻酔

結論 恐怖

もうドラッグのトリップ体験といっても過言ではない

うん

笑気麻酔は効き方が千差万別

私には2回深呼吸したあたりで急にドォウンと体が重くなり、グワーっと遠く深いところに落ちた。

同時に看護師さんのたたいてくれいた肩の感覚が遠くなり

頭上で話していた医師の声が夢の向こう側から聞こえ始めた。

顔の向きを右から左に変えられず、医師にグイっとされるが

他人事というか、重くてどうしようもない。

気持ち悪いかと問われ、気持ち悪くないです。と答える私。

自分の声のボリュームがわからない。

答えた私の声が向こうのほうで聞こえている。

自分の吐く息の音が大きく聞こえる。

「あれ 効きすぎたかな 調整しますね」

「はい」

会話が成立できてる。私は大丈夫だ。

私、大丈夫ですよね、って冷静を装ってる自分が遠くにいて、

こっちには、もう、やめて欲しいと暴れだしそうな私がいる。

治療は局所麻酔もあり痛みは少ないが、

轟音と顔表面近くの感覚が治療の進捗をはっきりと伝えてきて

痛いと感じる。

非常に怖いと感じている。

治療台にマジックテープで固定された腕を振り上げたい衝動が

肘周辺だけにある。

気持ちはみぞおちあたりに落ち込んでいて

頭が深いところにグワングワンなってる。

まだ治療している。

長い、まだ続くのか、痛い、二度としたくない、痛い、まだあるのか

痛い、早く、怖い、終わりにして、うるさい、もういい

治療はどうにかやり切りました。

最後は酸素だけを吸って、吐いて、どうにか正気が戻ってきて、

安堵。

とんだトリップ体験でした。笑気麻酔。

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